なぜ、スポーツは練習するのに、学習は練習しないの?

木曜日の中1の授業で生徒たちに話した内容です。

「スポーツを始める時に、いきなり試合はしないよね?部活動でも最初は柔軟体操や走り込み,素振り,シュートの練習とか、そういうことから始めるよね」うなずく生徒たち。

「そういうことをくり返すうちに、少しずつ上手になっていくよね」

「練習試合とかするよね」

「そうやって、練習をくり返して、地区予選の試合」

「地区予選で勝てば、都大会」

「都大会で勝てば、全国大会」生徒全員がうなずきながら聞いています。

「どのスポーツでもそうだよね?」全員がうなずきました。

「学習もスポーツと同じで練習しないと上手になれないよ」

「えっ」という顔をする生徒数名。大人には当たり前でも,中1くらいだとハッキリ言わないと分からないのです。

「スポーツで練習していると、そのことがだんだんできるようになるのと同じで、学習も練習して上手になるんだよ」

「スポーツと同じで何度も何度も練習しないと上手になれない」

「部活には休みがあるけれど、学習に休みはないんだよ」

「だから多かったり、少なかったりすることはあっても、毎日、練習しないと上手になれないのだよ」

ここから「反復」「定着」の話へと入っていきました。

ある生徒は授業終わりに書く、学習の記録に「先生の話で『定着』という言葉が印象に残った。やってみようと思う」と書いてくれました。

最後に「学習ができるようになると、今よりも学習が楽しくなるよ」と話すと、中間・期末テストに向けてひたむきに努力していた生徒たちが大きくうなずいたのが印象的でした。

もっと、もっと家庭学習の時間を増やして、成績・実力を伸ばしていきましょう。