夏は瞬く間に過ぎて

例年ながら夏休み期間はあっという間に時間が流れます。

夏期講習会で楽しいのは小学部の「学校の宿題フォロー」の時間です。最近は「緑のまちの作文」の指導が多かったのですが、今回は久しぶりに普通の読書感想文の指導がありました。本を決めるところから始まり、どんなところが印象に残ったのかなどと、あれこれ質問をして、「何を書くか」を決めていきます。いろいろと話をする中で、大人には思いつかない言葉や感想が出てくる時が何ともいえず楽しいものです。

また、今回初めて塾で学習する低学年の子もいましたが、「乾いた砂に、水があっという間にしみ込む」という表現がぴったりくる「知識の吸収」を見ることができました。できることが増えるにつれて、どんどん問題に取り組む時の顔つきが変わってくる様を見るのはとても楽しいことです。

それに対して、中学部の夏期講習は時間との勝負です。「学校の宿題」「休み明けテストの対策学習道場」「漢検」「復習と先取り学習」と当塾の夏はこの4本が柱となり、盛り沢山の夏です。そのため、どこに重点を置いて課題や宿題の計画を立てるかが勝負です。

中1生ではどちらかと言えば「1学期の復習」よりも「2学期の先取り」を重点とした授業を行いました。

中2生では個別に「苦手克服」を中心とした授業を行いました。

中3生は「総復習」を行いました。

中学部の生徒は夏期講習中に日々決められた範囲の「学校の宿題」に取り組み、提出が課題となるため、お盆前には主要5科目の宿題が終了します。また、8/21に漢検受検のため、こちらも日々「テスト→確認」も課題となり、各科目の宿題と共に取り組みました。

お盆明けは8月の平常授業をぎゅっとまとめて行う「8月集中授業」が行われました。

小学部は平常通りに授業が進みますが、中学部は漢検や学校の休み明けテストのための学習道場になります。幸い今年度は中3の休み明けテストが少なかったので、中3生は漢検終了後、平常授業になりましたが、中1,2生は日々、休み明けテストの学習に励みました。

テストに向けての学習に塾生は慣れていますので、進んで学ぶことができますが、夏期講習会で初めて当塾で学習した生徒たちには初め戸惑いが見られました。このまま少しずつ、テストに向けて学習ができるようになってほしいと思います。

「休み明けテスト」は2学期最初の学校のテストですから良い点を取ることで良いスタートを切りたい・切らせたいと皆でがんばりました。結果が楽しみです。

9月の1週目が本日で終わろうとしています。中3生が一昨日、修学旅行から戻り、塾内は早くも来週から始まる「中間テスト前学習道場」に向けての取り組みが始まっています。