都発表の「入試配慮事項」について 

先月5月13日付で,文科省より「令和3年度高等学校入学者選抜等における配慮事項について」という文書が各教育委員会に通知されていました。

これは新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う中学校の臨時休業等で,各受験者が不利にならないよう入試等において配慮を求める内容でした。それに対応して,都立高校入試において配慮する具体的内容が本日東京都から発表されました。
 
5教科各科目とも3年3学期の履修内容を中心に,いくつかの単元が出題範囲から除外されました。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/release20200611_01.html

これは想定内のことで,子供たちにも「数学だと『三平方の定理』あたりが入試でカットされるかもね」などと話していました。

ただ,誤解をしてはいけないのは「学習しなくてもよいわけではない」ということです。「都立高校入試」において(除外された単元なしで入試問題を作るのはかなり大変だと思いますが)出題されないだけです。「私立高校」も含んで配慮が要請されていますので,当然私立高校入試においても,何らかの配慮が各高校でされるはずです。内容は除外されず,出題形式だけ変える,という配慮もあるでしょう。

ところで,英語検定,漢字検定,数学検定などの検定は,各級ごとに単元・内容が配当されていますので,変わりようがありません(もし変えたら各級とも内容が玉突き状態になり,かなりの混乱が予想されるので変えないと思います)。

また,入試を受けるにはそれ相応の演習が必要ですが,過去の入試問題で練習するときには当然すべての履修内容が含まれます。効率的な入試準備のためにも,例年のような学習をしておくことが必要です。

当塾においては,すでに例年通りカリキュラムは進んでいます。当たり前ですがカットする気などありません。たとえ出題されないとしても,その単元で扱う知識や考え方がそれ以前の内容に良い影響を与えることが多いのです。

情報に左右されず,今やるべきことにしっかり向き合いながら,準備していきます。