真っ暗な画面に向かって訴えたかったこと

期末テストが近いので、今週までの「オンライン学習道場」では多くの生徒がワークに取り組んでいました。

様子を観察していると、解き方は塾での指導を守っているのですが、赤ペンで〇×をつけた後の学習のしかたに大きな差が見られました。

「答えを書き写す」という解き直しは論外として、大概の生徒は教科書やノート,プリントなどを確認しながら解き直しています。その後、「青ペンで〇をつけてすぐに次の問題に取り組む生徒」と、「〇をつけた後で覚え直したり、再度解き直しをしたりする生徒」に分かれます。当然、後者の方がテストの得点が高くなります。

学習で大切なのは「間違えた問題」にどう取り組むかということなのだと常日頃から生徒には伝えていますが、まだ定着できていない生徒がいることは非常にもったいなく感じます。

驚いたのは、ワークを解いたと思ったら、「ワークを解いたから終わります。」と書き残して、いきなり「学習道場」から退出した生徒がいたことです。

「おーい、君はそれで『学習した』と思っているようだが、それは『作業』であり、『知識』は何も身についていないから学習したとは言えない。ということは、君は今日、学習をしなかったのと同じだよ。

だから授業中に塾長に『復習をしないから、解けないんだ。大事なのは復習だよ』なんて言われるんだよ。」と退出した子の背中に向かって(見えませんが)心の中で叫んでいました。

復習することの大切さをまだ理解していない生徒には、今回の学習道場を通して、周知徹底させたいと思います。