内申のつけ方 =吹奏楽部=

近頃「合唱コン 伴奏 内申」という検索ワードで、当塾のブログを読   
んでくださる方がいらっしゃいます。

きっと、全国には内申のつけ方について知りたい方がたくさんいらっしゃ 
るのだと思い、「内申のつけ方」についてブログを書こうと思いました。

しかし、当塾では入塾後に保護者の方と生徒に、個別に「内申とそのつけ 
方説明会」を行い、当初から情報共有しているため、一般の保護者の方が 
「内申」について「何が知りたいのか」よくわからないのです。

そこで、この閲覧所をご覧いただいている皆様に「内申のつけ方」あるい 
は「内申」そのものについて疑問に思っていることがあれば、お教えいた 
だければと思います。

皆様が疑問点をお教えくだされば、全国の塾長や先生方が答えられる範囲 
内でブログや発言でお答えしてくださると思いますし、私もそれを基に 
「内申のつけ方」についてブログを書いていきたいと思います。

ご協力、よろしくお願いします<m(__)m>

と「爆裂個人塾長座談会閲覧所」に載せたところ、早速お問い合わせをいただきました。

「早速ですが、娘は吹奏楽部の副部長です。
部長ではなく副部長という役は、内申としてはどういった立ち位置になる 
のか知りたいです。」

お問合わせをありがとうございました。

吹奏楽部ということは、音楽の内申に対して影響かあるか、否かということだと思いますが、結論から言えば、「ほとんど影響はない」し、「良い影響を(期待しているのなら)期待しないほうがいい」ということです。

「音楽」の科目の内申は音楽の授業に対しての評価ですから、放課後に活動する「部活動」とは全く別なものです。

「吹奏楽部」に所属する生徒は一般的には「音楽が好きな」生徒ですから、音楽の授業を熱心に聞く傾向があるので、授業態度の評価は高い場合が多くなります。また、普通は「譜面を読むことができる」ので、定期テストの点も高く、歌やアルトリコーダーの実技テストにも強い傾向があります。

吹奏楽部に所属していなくても、音楽が好きだったり、譜面が読めたりすれば、当然高い内申を取りやすくなります。

逆に「吹奏楽部」に所属していても、授業を熱心に受けなかったり、実技テスト,定期テストで高得点が取れなければ、当たり前ですが低い内申になってしまいます。

音楽系の部の「部長」「副部長」の役についていても、テスト、実技の点が低い場合、当然内申も低くなるということです。そこに情実が入り込むことは、ありません。

また、「副部長」などの役に限らず、生徒会役員や委員会などの「長」とつく役の経験者は、願書とともに高校に提出する「調査表(内申書)」の「諸活動の記録」などにその事実を記入できます。

公立高校の場合はほとんど参考程度で、入試の合否に関わるようなことはありませんが、東京都の私立高校の場合は推薦制度で加点の対象となり、有利に働くことがあります。

ただ、副部長という「部長を補佐して、部員をまとめる」、影となって部に貢献するという経験は得難いものがありますし、高校入試の面接などでも実体験を通していろいろ話すことができるので、プラスに活きると思います。

今年度はコンクールも中止となり、練習もままならない状態ですので、中3生はいろいろな想いを持っていると思います。そういう時に「どう考え、行動したか」をまとめておくと、面接や作文等に役立つかもしれません。