将棋・オセロ・パズル

7/16に藤井総太棋聖が誕生したとニュースで聞いた。

私も将棋は小学生の頃に祖父に教わりながら何回かやったことがあるが、駒のルールが面倒で、はさみ将棋ばかりしていた。

その程度の知識しかなかったのだが、藤井くんが登場してからはニュースなどで将棋についていろいろと知る機会が増えた。その中で、一番驚いたのが、「勝負をした二人が,勝敗がついた後で試合について、お互いの勝負までの道筋について語り合う」ということだった。将棋は勝敗がつくまでにものすごく時間がかかるのに、それについて語り合えるなんてすごい記憶力だ。何手も先まで駒の動きを想像し、考えながら駒を進めるのだから、思考力も鍛えられる。

将棋教室が子供でいっぱいだとテレビのニュースでやっていたが、思考力や記憶力を養うにはとてもよい訓練だと思う。

オセロは将棋よりもルールが単純だからもっとやりやすいかもしれない。

しかし、やみくもに駒を置いたら、負けてしまう。将棋と同じように駒の先まで考えなければならないので、頭を使う訓練になる。

現在当塾の小学部の国語では一部に「パズル」を取り入れた授業をしている。

パズルでは遊びの要素を取り入れながら、答えがただ合っていればいいのではなく、「どういう考え方をしたのか」を口頭で説明させている。「どうしてここの答えが出たのか」を徹底的に振り返るのだ。

自分の考えとその道筋を、頭を使いながら表現できることを養っていく。

さらに「読解力」も養えるパズルも採用している。

将棋の試合の話を聞いたときに「うちの国語の授業と同じだ」と思った。

子供は「将棋やオセロ,パズル」は遊びだと思うようだが、頭を使って物事を考えるよい機会だ。