2020.07.31
カテゴリ:鷹取のおもい
修学旅行の中止を聞いて
今日、中3生から9月の修学旅行が中止になったと聞いた。
現高1生も卒業式や入学式などが縮小された。
新型コロナのせいで、子供たちの節目の行事が欠けていってしまうことにいたたまれない気持ちになった。
十数年前のSARS騒ぎのときも、修学旅行が縮小、中止になった学校もあったことを思い出した。このときは今と違い国内感染者はほとんどいなかったが、それでも大きな影響があった。
生徒の中にも沖縄の修学旅行に保護者の判断で参加をせず、みんなが修学旅行に行っている日に塾に授業を受けに来ていた高校生がいた。
行事やイベントは大人になった時に楽しく、あるいは甘酸っぱく思い出される。それが奪われていくことが許せない。
この状態が続くと、入試だって例年と異なる点がたくさん出てくる可能性も大きい。コロナはまだまだ多くの人にいろいろな試練を与えるのかもしれない。
コロナに対して塾でも思いつくだけの対策はしている。が、先日タレントの横浜流星がコロナの罹患について「いつも対策をしていた」と語っているそうで、「そういう人でも感染するのだ」と怖くなった。
自然の猛威に対して、私たちは本当に非力である。
非力だけれど、常に先を見据えて、現状でできるだけのことはしていくことが大切だと思う。
せっかく中止になったことを話してくれたのに、「残念だったね」としか言えなくてごめんね。
修学旅行の楽しみな気持ちは埋めてあげることはできないけれど、その先にある入試に向けて、一生懸命支えていくよ。