8/22 授業所見

中2,3生保護者各位

8月集中授業において、中3生の「やり直しノート」や中2生の英語「本文暗記」はとても面倒くさい課題です。

当塾に籍を置いて間もない保護者の方の中には、「そこまでしなくてもいいだろう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、間違えた単熟語や漢字を直したり、本来なら穴埋めの部分だけを覚えればいいはずなのに、全文を覚えるのは面倒に思われるかもしれません。

しかし、当塾の方針に「面倒くさい」ことが「学力を伸ばす」、があることをご理解いただきたく存じます。(「面倒くさいことしか学力を伸ばさない」と言ってもいいです)

また、目の前のテストだけを見ている訳ではないこともご理解ください。例えば、苦労して覚えた英語本文は、のちに構文力、作文力となって他にも広く応用できるのです。

当塾では
「(学習習慣が身についていないお子さんにとって)学習とは最初は『面倒くさい』と感じるものであり、それをいかに『習慣化』していくのか、その後習慣となった学習をどのようにコツコツと地道に積み重ねていくのか」に心を砕いています。

また、当塾の案内書の1ページ目に書いてある通り、当塾でお預かりした子供たちには「努力は報われる」ことを「学習」を通して体感してほしいと願っています。

やり直しノートや、繰り返し行われる本文暗記のテストなどを通して、日々取り組むことを課すことにより、暗記の徹底や習慣をつけるための練習をしているのです。もちろん、それ以外のことも、塾で行っていることはすべてに意味があります。

コツコツと努力を続けていけば、結果は必ずついてきます。定期テストや検定試験などはその結果を得やすいものです。そして、それらに真剣に向き合うことで「どうやったら覚えられるのか・理解できるのか」を自問自答し、「ああやってみよう・こうやってみよう」と試行錯誤を繰り返すことで学習方法が身に付いていきます。

そして、その過程は生徒が自ら考え、実行しなければなりません。保護者がどんなに慌てても、本人が実感できなければ意味がありません。

大人の目から見れば、じれったく感じることもあると思います。その時はお子さんに(連絡事項以外の)何かを言ったり、手伝ったりする前に、まず塾にご相談ください。些細なことでもご連絡ください。その方がお子さんのためになります。

中学生のうちにこの学習習慣を身に付けられれば、高校生になった時に学習で大きな成果を上げられます。これは卒業生たちが立証してくれています。

ある卒塾生は、中学の時に身につけた「チマチマ書き」でコツコツ学習をし、常に高校の定期テストでよい結果を出し、校内推薦で昨年私立大学に合格しました。特別な奨学金も給付されるほど内申が高かったので、4年間ほぼ無料で通えます。ちなみにこの子は高校では塾・予備校には通っていません。(コロナ禍が収まれば、学習法など、より詳しく話を聞く予定になっていますので、またお伝えします)

このように、当塾の生徒には高校に進学してからもよい成績を残す生徒がたくさんいます。

中学卒業時の成績はそれぞれ違いますが、それらの生徒に共通していることは「コツコツ努力することをいとわなかった」「学習を止めることがなかった」ということです。

だから、学校で「休み明けテスト」が行われるその時まで、中2,3生とも、ワークや夏期講習中に日々行った「対策テスト」の間違えた問題をすべて解けるように何度も反復してください。また、中2生は本日画像で送信する昨日(22日)の本文暗記のテストで、「どこを間違えたのか」を確認し、暗記をしてください。そのうえで、何度も文を書いて、確認をしてください。

昨日までで、学習が足りなかった分は本日から各自きちんと補うことを求めます。また、休み明けテストが行われる前に塾で授業があれば、その際にも指示します。

小さなテストですが、2学期を気持ちよくスタートさせるために、最後まで、気を抜くことなく、取り組んでください。