学習はプロセスが大事

昨日のオンライン学習道場には中1,2生が参加をしていた。

塾の宿題や復習をする子、ワークに取り組む子など、皆自分の立てた計画に基づいて学習している。

いつも私たちはその様子を授業の合間にチェックしたり、後で録画した画像でチェックしたりしている。

中1生はワークの学習をしていた。

中2生は来週の学校での漢字の小テストに向けての学習をしている子が多かった。

漢字の暗記なので、チマチマ書きをしている。

その中で一人、漢字のワークの横に辞書が置いてある子がいた。

観察していると、漢字を暗記する前に言葉の意味を調べている。そしてそれを語句帳に書いている。それが終わると、おもむろに暗記を始めた。

「ただ漢字を覚える」だけでなく、意味も調べて知識にしていく。しかもそれが記憶のフックとなって覚えやすくなる。こういうことの積み重ねが本当の意味の学習だと思う。

昨日のブログに書いたようにテストの点数のためだけに意味も考えることなく、字面を覚える学習では「真の学習」とは言えない。その方法だと、同音異義語が出てきたときに正確な判断ができないし、語意を問われても答えることができない。また、一夜漬けの学習はあっという間にその記憶から抜け落ちてしまう。

「学習をしている」という点では皆同じだが、その中身によって知識の定着度合いは大きく変わってくる。

面倒くさくても、細かいところまで目を配り、「わからないところをわかるように、できないところをできるようにする」学習を全員にしてほしいと思う。

今日の土曜演習でも全員にこの話をした。

「今、こういう学習ができるようになることが大切だ」「気づいてからでは遅い」と力説してしまった。

「痛いところを突かれた」と自分のこととして捉えられる子はどのくらいいるのだろうか。