現在高校に通っている卒塾生へ

現在高校に通っている卒塾生へ

高校は「学習をする場所だ」と中学時代、塾で何度も言ったはずだ。高校での評価は義務教育以上に「学業」で決まる。

だから高校生は日々、最低でも1,2時間は学習をするべきだ。部活がどんなに大変でも(自分で選んだのだから)やるべきだ。そしてそれを3年間継続するべきだ。

気分で、「やったりやらなかったり」などということではなく、気分が乗ろうが乗るまいが関係なく、無理矢理に学習すべきだ。感情の赴くままなどという学習ではあっという間に成績は下降する。

中学時代に「中学は、学力ではなく住所で決められた学校に通っているから学力がまちまちな人たちでクラスが構成されているが、高校では自分と同じくらいの内申と同じくらいの偏差値を持った人たちだけで構成される」と何度も話をしたはずだ。

高校入学の学力のスタートラインは同じでも、あっという間に差がついてくるとも話したはずだ。

毎日の学習が大切なのはわかっているはずだ。でもわかっていても実行しなかったら、意味がない。

現在オンライン学習道場に参加している高校生を見ていても、「暗記」という学習予定が多い。「暗記」は重要だがそればかりでは意味がない。まずは何が何でも「復習」そして「予習」。隙間の時間で「暗記」、というのが高校生の学習だ。

高校に行ってからもその学校の上位に位置していたり、誰もが知るような大学に進学したりする卒業生は皆、「復習」に時間をかける。テスト前には各科目の教科書や傍用問題集を何周もくり返して解いている。

「予習」は効率よく、行う。時間が余って初めて暗記にとりかかる。隙間時間をうまく利用している。

高校での授業は毎回ボリュームがある。しかも何をやっているのか授業では分からないこともある。だからこそ、「復習」に重点を置いた学習でなければならない。

そして、反復の大切さを中学の時以上に理解して実行すれば、大学入試でもよい結果を得られるはずだ。

オンライン学習道場は最低でも毎日勉強しなければならないという枷(かせ)なのだ。そのために存在している。気分で参加したりしなかったりでは意味がない。

「今日もうるさい先生の監視があるのだから、やろう」と思い実行する。それが大切なのだ。