鉛筆の持ち方と書き順

鉛筆の持ち方や書き順が気になる。

「あの持ち方でよく字が書けるなあ」と思わず感心してしまうことがある。

中学生になると、もう鉛筆の持ち方を変えるのは難しくなるのでほとんど注意しないが、小学生はまだ正しく持てるようになるので、うるさく注意している。

成績の良い子たちは学習中の姿勢も良い。

鉛筆の持ち方が悪い子は自分の書いている字が見えにくいので、自然と姿勢が悪くなってしまう。

全国個人塾協会の塾の中には体幹が鍛えられて姿勢が良くなるようにと、バランスボールに座って授業を受けるというおもしろい試みをされている塾長もいらっしゃる。

そのくらい姿勢の良さは成績に比例するのだ。

ただ、学習中の姿勢の良さは背筋をピンとするという姿勢とは異なるのだが。

学習している生徒の後ろ姿を見れば、その子が集中しているか否かがすぐにわかる。

4月授業から小学部で鉛筆を正しく持てない生徒は学年を問わず、全員矯正をすることを決めた。

また、字が雑だったり、バランスが悪い子は大概、驚くような書き順で数字や字を書く。

正しい書き順で字を書くと字がきれいに書けるようになるのだが。

「色の白いは七難隠す」といわれるが、「丁寧で読みやすい字は七難隠す」と言い換えてもいいだろう。

きれいな字を書くことは、どの学年になっても直せるので、塾生の中でクセ字のある生徒は全員矯正をすることに決めた。

こんなことをいろいろ思った、春期講習会前期最終日だった。