行動力

昨日のブログに娘のおけいこ事の教室を見つけるのに、直接教室に出向いたと書いた。

これは卒業生の保護者の方の行動からヒントを得て、やってみたのだ。

その卒業生は3年2学期に思った以上に内申が伸び、今まで考えていた以上の高校を併願校として取ることができるようになった。いくつか候補となる高校が決まったのだが、各高校とも同じ日の同じ時間に最後の説明会があり、すべてに参加することはできない。

でも、もし第1志望校に落ちたら通わなくてはならない学校なので、慎重に決めたいとその保護者の方は思われた。

「何とかその学校の雰囲気や様子を知りたい」という一心で、朝、生徒たちが登校する時間帯に高校の最寄り駅に行き、その高校に通う生徒たちに迷ったふりをして、高校への行き方を尋ねたそうだ。

その結果、高校によって、生徒たちの対応が大きく分かれたそうだ。

素っ気ない生徒、迷惑がる生徒、無視する生徒などもいたと聞いた。

そのお母さんは、中でもほとんどの生徒さんが「一緒に高校まで行きましょう」と誘ってくれ、おばさんと一緒に歩いてくれた高校を併願校に決めた。

「この高校なら、もし通うことになっても子供が充実した学校生活を送れそうだと思った」とおっしゃっていた。

確かにその高校は評判が良かった。

幸い、第1志望に合格したので、併願校のお世話にはならなかったが、「併願校もいい高校だから、どちらに通ってもいいと思えたので安心して入試日を迎えられた」とおっしゃっていた。

当時、我が子のためのこの行動力に感動した。

私も自分で教室に出向いた時に、ちょっと古い服を着た私に案内書を片手で放り投げるように渡されたり、丁寧に対応してくれたりと様々な対応をされた。

本当にその方がおっしゃった通りだと思った。

ちなみに、娘がお世話になった教室を初めて訪問した時は、たまたまレッスンがお休みの日で、生徒さんたちが自習をしている時だった。きちんと案内書を両手で差し出してくれた高校生くらいの女の子のしぐさと受け答えの丁寧さが決め手になった。