がんばっている姿

私は、娘のおけいこ事の発表会の時期が近づくと、楽しみにしていることが2つあった。それは「裏方のお手伝い」と「ゲネプロ(通し稽古)」を見ることだ。

私のお手伝いは楽屋周りで、ゲストやスタッフの食事等の準備をすることだった。

このお手伝いが好きなのは、娘を始めとした子供たちの一生懸命に舞台に臨もうとしている姿が見られることが理由だ。

「ゲネプロ」は、本番さながらに舞台で演ずるのだが、その間には先生たちの注意がダイレクトに飛び交ったりする。レッスンの様子が垣間見れるようで楽しい。

娘には「ゲネプロは見ないで」とよく言われた。娘は本番の姿(完成している状態)は私たちに見てほしいけれど、それまでの努力の姿は一切見せたくタイプのようだ。

隠れて見ているとなぜかバレていて、「見ないでって言っているじゃない」とすねられたものだ。

でも、私は本番の舞台よりもゲネプロが見たい。

なぜ、本番よりゲネプロなのか。それは、私は娘が本番の舞台で輝く姿よりも、本番に向けて必死に練習している姿のほうが好きだからだ。

だから、息子が必死に勉強している姿を見るのも好きだった。

「本番で観客に喜んでもらうため」、「めざす学校に合格するため」、それらの目標に向けて努力している姿を尊いと思う。

現在、塾内は中間テストに向けて日々、生徒ががんばって学習している。

学習している姿を見れば、微笑みが出るし、その成果が見えるとなおうれしい。

昨日の日曜日は、ご家庭にいらっしゃるお母さま方に、その感動を少しだけ味わっていただいた。

中間テストまであと2日、さらに努力をしてほしい。