2021.06.18
カテゴリ:塾長のつぶやき
「やればできる」 その2
「やればできる」
でも、この言葉を口にする保護者の方は、最近は皆無だ。
「やればできる」に意味がないことが、世間に浸透してきたのだろうか。
「やればできる」をネタにしたコントもあるくらいだ。
でも、なんだかんだ言っても「やればできる」自身は、実は正しい。直感的に感じることだろうと思う。
塾っぽく言うと、この文言(命題)が正しいなら、その「対偶」も正しくなるのは、高校の数学で習うことだ。
「対偶」とは、簡単に言うと「AならばB」(命題)を「BでないならAでない」のように逆にして否定すること。
「やればできる」はこのままだと「対偶」をとりにくいので、時制も考えてちょっとだけ丁寧に言い換えると、「やるようにすれば、できるようになる」
「やるようになれば、できるようになる」の対偶→「できるようになってないなら、やるようになっていない」=(さらに言い換えると)「できてないってことは、やってないってこと」
「できてないってことは、やってないってこと」
これって合ってますよね?
ということはやはり「やればできる」は正しい。
だから、これからはもとの命題の丁寧.ver「やるようになれば、できるようになるよ」と励ますことがいいかも…。「やればできる」の代わりに。