中2生の国語

中2生は明日、学校で国語のテストがあるというので、今日の数学の授業は半分を国語のミニ学習道場に変更した。

こういうことができるのはうちの塾が三沢中生専門の塾だからだ。

範囲は「盆土産」。かなり以前から教科書に収録されている。

本文の解説は火曜日の授業内でしたのだが、解説しながら時代に合っていないなあと感じる。

初めて食べるえびフライ。姉と弟に2尾ずつ。

一口食べるとおいしくて、でも、お姉ちゃんより先に食べ終わりたくなくて、横目で見ながら食べる1尾目。

あまりのおいしさに2尾目はお姉ちゃんのことなど忘れて夢中で食べる。

現代っ子は常に食べ物が豊富にあるし、お菓子も個装になっていることが多いから、「分け合って食べる」時の感覚や、相手より後まで食べていたいなどという感覚はわからないだろう。

「お盆だから殺生してはいけない」も現代では通用しないように思う。

国語を得意とする子は文章から何となく読み取れるかもしれないが、そうでない子には何を言っているのか、わからないだろう。

でも、そんなことまで説明するほど学校では授業時間は割けないのではないと思う。

全生徒向けの教科書には合わなくなってきているのだろうと思う。

そんなことを思いながら、内容を詳しく説明した。

今日の演習を見ていると、高得点、狙えそうだね。

問題文、隅々までしっかり読んで、がんばっておいで。