困難を乗り越える その1

以前、コロナ禍で職を失った若者に焦点をあてたドキュメンタリーを見た。

職を失うということは収入がなくなるということだ。その貧困から脱け出すための手伝いをしてくれるNPO法人に助けを求めてきた数人の若者が主役だ。

ある青年は職を失うと同時に寮から追い出され、困っていた。NPO法人に力を借りて、自分の希望の職種ではないが就職ができた。そして、アパートを借りる手続きもできた。恵まれているように感じる。ところが、数ヶ月後、職場への不満をカメラに語る。そして、職場を辞めて、アパートからも姿を消してしまった。

ある青年は自分の精神疾患が原因で家族と断絶をし、とても苦しそうだ。その上、なかなか就職が決まらない。それでもあきらめずに職に就くため、何度もチャレンジしていた。そして、念願の職を得る。大変そうではあるが、自分が自分らしく生きるために一生懸命に働き、家族との断絶も少し解消できていた。

前者と後者のちがいはどこから来るのかと考えた。

細かい理由はあるだろうが、「1つのことを成し遂げるまで努力し続けられるか、否か」なのだと思った。

人間は順風満帆でいつもいられるわけではない。

困難がやって来た時にどうするのかが大切なのだと思う。

困難から逃げるのか、困難を乗り越えるべく努力をするのか。

占い師(私)の観点から言うと、困難は乗り越える方がいい。困難から逃げると、次にやって来る困難はさらに大変なものになるからだ。

子どもたちの困難は学習であったり、部活であったり、友達関係だったりする。

学習上の困難は、(周りに関係なく)自分の努力だけで乗り越えることが可能だ。

だから、生徒たちには「成し遂げるまで努力し続けてほしい」と常に願っている。

「大変だったけれど、努力することによって得られたもの」は自信につながり、心を強くしてくれる。

そして、それは次の困難に立ち向かう勇気をも与えてくれる。